2018高校演劇全国大会、3日間終了しました。
MOMENTSの愉快な仲間たち総勢6名で、全12校を観劇し、休憩になると生徒公表委員会の討論に耳を傾け、宿に戻ってもそれぞれの感想をシェアし、と演劇付けの3日間を過ごしました。
この後、全員から全校分の講評文を提出してもらう!という宿題付き!
ま~~~鬼くれあ!
だってね~みんな高校演劇出身で、さらに審査員をやりたい!というのだもの!
そりゃ、勉強して頂かないとね~!
大&くれあも、この3日間、勉強と思って行ってます。
そして、改めてやはり「演劇はすごい!」と思うのです。
1校目:学校のヒエラルキーをテーマにした作品
2校目:100年前の日本の女子高校生が直面していた女性差別をテーマにした作品
3校目:高校3年生の将来への不安、友人たちとの葛藤などをテーマにした作品
4校目:長崎に原爆が落とされるまでの日常の1時間を描いた作品
5校目:イラク戦争によりPTSDになったアメリカ兵とその家族を描いた作品
6校目:両親の離婚により離れ離れになった姉弟を描いた作品
7校目:児童虐待されている小学生の兄弟を描いた作品
8校目:進路に悩む高校生を描いた作品
9校目:障害者と健常者の葛藤を描いた作品
10校目:将来や社会に対して感じている不安・不満を描いた作品
11校目:愛によって身を亡ぼす女性を描いた一人芝居
12校目:不登校の生徒とその周りの人たちを描いた作品
とてもとても乱暴にわかりやすい言葉で書きました。
各高校が1年間かけて作り上げた作品は、60分の中に複雑な想いが詰まっていて、また同時にたくさんのユーモアも詰まっていて、笑い、泣き、考えさせられる作品ばかりでした。
彼らがこの作品を創るために、どれだけ話し合ってきたのか?どれだけのことを調べたのか?どれだけ一生懸命稽古したのだろうか?
また同時に、この全国大会の前に敗れた多くの生徒さんたち。その人たちの想いも背負い、大きな舞台での上演。
私達とは違い、お金のためではなく、ただただ「演劇が好き」という想いを全力で届けようとする彼らは本当に美しい!
と同時に、現代における問題の多さ、それにより行き苦しさを感じている若者に申し訳ない気持ちにもなる。
各校の上演が終わると、講評委員の生徒たちが今みた作品に対して、どう感じたか?という意見交換を行う。
あまりの苦しさに泣きながら話す子、自分の体験とリンクし、その時のことを話す子、大人や社会への不満を話す子、自分たちにできることは何なのか?と考える子・・・
それを回りで聞いている顧問の先生や、我々のような大人たち
どの感想が正しい、間違っているのではなく、すべての感想が正しい。
この作品はどういう作品だったのか?と答えを探すのではなく、自分がどう感じたか?
また、他者はどう感じたのか?
この作品を観たことで、どんな気づきがあったのか?
それを話しあうことで、他者との違いを発見する。
そして、他者のことを想像する・・・エトセトラエトセトラ・・・
私は演劇を通し、多くの人と交流できること、多くのことを考えることができること、知らなかったことを知ることができることに本当に幸せを感じます。
ありがとう!
あ、雑談ですが、お隣の席に座った女性となんとなくお話ししました。
くれあ「どちらからいらしているんですか?」
女性「千葉の浦安で、娘が明日出演するんです」
くれあ「あら、浦安?もしかして小学校は浦安ですか?」
女性「はい」
「もしかして運動会でよさこい踊りませんか?」
「踊ってます」
「舞だ!うらやす舞はご存知ですか?」
「はい!今も下の子が小学校3年生で、大好きで家でも踊ってます!」
「実は、私達が浦安の子供たちと一緒に作ったんです!!!」
「え~~~~~!!!!!」
なんとも嬉しい出来事でした!
そして、昨晩車で帰宅。
そしてそして、今間もなく盛岡!
明日から岩手県高校演劇の地区大会の審査員です!
楽しみだ~~~!!!
clare
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